インフルエンサーのポジション

この話は全てのインフルエンサーに当てはまるものではないということをご理解ください。

僕も一時期はインフルエンサーとしての活動実績があったのでわかるのですが、インフルエンサーとして人気があることと、タレントとして活躍できることは別だと思っています。特定の人に刺さる広報担当というのが感覚で、やっぱり対人スキルはタレントに敵わないと感じることがあります。

それでもなんで良いイメージがついて回るか?っというとやっぱりネット上で情報交換がされており、良い話やイメージがネット上で拡散されるからだと思います。大多数の知らない人やアナログな方には好感を持つまでのハードルが高いことが挙げられるのではないかなっと思います。だから、インフルエンサーをタレントとして扱うなら運営側の努力と周知が必要な部分と、インフルエンサー自体の気質や想い・愛情が大事ではないかと考えています。

タレントって顔を売るまでの努力が長く、好感を持ってもらえるようにどんな人にも強い愛情や想いを抱き、自分のジャンルじゃなくても積極的な取り組みと演じることができる経験があります。知ってる知らないに関わらず、知名度を上げたい、自分の力で大会の役割を作りたい、継続した仕事にしたい。そうした想いや情熱が行動に出ることが多いです。

一方で、インフルエンサーはそうした知名度は自分の世界観や自分のことが好きや好奇心を抱いてくれうるファンによって独自の世界観ができているので、現場で積み上げてきた表現力や人に関心を持つ心が不足することがあります。だから、簡単に言うと「普段の活動で求められる役割と、イベント現場で求められる役割にギャップが生じることがある」存在だと思っています。

自分の大会は特にそうですが、それなりの知名度をいただいた時期もあったことから、主体的に関わるマラソン大会では応援に手を抜くことはないです。心の底からがんばれという気持ちとありがとうという気持ちを持って接しています。実際にそんな気持ちを大会開催中、多種多様な価値観や年代の方に対応するのは経験もいるし、なにより大変です。

ただ、そうした愛のある行動がその人の魅力を惹きつけ、大会の魅力となり、名物となっていく。

正直、自分がそこに徹することができたらもっと好感もってくれそうだな。そう思うんだけど、正直それをしちゃうと主催事業が回らないし、トラブルに対応できない。どうしても一歩身を引いて俯瞰して状況を見ないといけないです。
だから、こうした想いや情熱を同じトーンで展開できる方としてMCだったりタレント・インフルエンサーへ依頼をしています。
本当はスタッフのみんなにもありがとうと一人一人声かけたいのですがそれも自由に動けないので、そこのカバーも踏まえた依頼です。

ただ、自分が当たり前にやってきたことはどうも簡単ではないらしく、自分の理想に近い形で取り組める人はそう多くみたことはないです。

でも、インフルエンサーは先述の通りで経験年数や専門性・人への関心や接客対人スキルによりますが、そもそもインフルエンサーの仕事は事前事後の波及です。だから大会が盛り上がったどうかよりも、大会をより多くの方に知ってもらえたかどうか?だと思っています。そう言う意味では、公的な資金でそうした目的を背景にインフルエンサーを呼んだのであれば「費用対効果」を示すのが正しい形かなと思います。

僕は数年前にインフルエンサー(ランチューバー)が過去にゲスト・タレントを凌ぐ価値を生むと話をしたことがあるのですが、イメージしていたよりもそれは進まないなっという印象です。それでもタレントとして公に多くの方に知ってもらっている人を大事にされる傾向があり、テレビで知られたタレントを呼ぶよりも、コストパフォーマンスに優れ、事業の価値を広く伝えられるインフルエンサーが、必ずしも重宝されないのは、そういう理由もあるのだろうと思います。。

もちろん全員っというわけではないです。ただ、黎明期から活動してきている古参メンバーを中心に、インフルエンサーという枠を超えたところで活躍する存在も増えてきていると感じるのも事実です。僕も結局はこうした対人スキルは現場で培ったものなので、やはり経験を重ねることが大事なんだろうと思います。

ただ、現場では経験年数や実績・専門性なんて関係ない場合があります。なぜなら、会場にいる多くの参加者は、その人の経験年数や実績を知らなくても、一人のプロとして見ているからです。依頼として付託された想いを汲み取り、それに伴った行動を自ら率先してできるか?そこに尽きると思います。

改めてこうした仕事をさせていただくとよくわかるが、みなさんよく見ていらっしゃいます。そのことを肝に免じて、これからも邁進したいと考えています。